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こんにちは、堀場工房です!
すでに一昨日となってしまいましたが、ゲームマーケット2016秋において、当ブースにお越しいただいた方、お買い上げいただいた方、また試遊していただいた方、皆さまありがとうございました!
おかげさまで持ち込んだものがほとんど完売状態という未だかつてないことになりました。
とくに『筋肉猫』については開始1時間ともたずに完売となってしまい、多くの方にご迷惑をおかけしました。
改めてお詫び申し上げます。
ただ、年明け早々にも再生産しまして、まずは各ゲームショップ様で取り扱っていただけるように交渉中です。
ゲームマーケットにお越しになれなかった方々も含め、そちらもご利用いただけますと幸いです。
それからもう一点、嬉しいお知らせで、旧作の『猫と缶詰とお皿』が完売しました。
なお、こちらは今後、再生産の予定はありません(手作業で、作るのにメチャクチャ手間がかかるんです、これ)。
今後の当工房の予定ですが、次回春のゲームマーケットでは新作を1点と、『ゲーマー妻のユーウツ』をまとめた本を出したいと考えています(鬼に笑われそうです)。
あとは本職を活かしたゲームも出したい……と考えていますが、そこまで手が回るかどうか。
とにかく、来年も堀場工房はフル稼働で頑張ります!
東京ボードゲームコレクションの参加者の皆さま、お疲れさまでした。
そして、堀場工房へ足を運んでいただいた方、ゲームをお買い上げいただいた方、本当にありがとうございました。
おかげさまで、当初の想定以上の成果を出すことができました。
今だから正直に告白しますが、じつは蓋を開けてみるまではかなりヒヤヒヤしていました。
ゲームマーケットは今まで参加した経験から、またこれまでの来場者数の発表から、ある程度のことは予測できます。
しかし今回はイベント自体が初開催ということで、来場者数もまったく未知数。
自分なりの予測は立てていましたが、それとてまったく根拠のないものでした。
ところがいざイベントが始まると、最初からお客さんの波は途切れず、結局ほとんど最後まで同じような熱量で終わったような印象でした。
また、全体的にゲーム好きな人が多く来場していたように感じました(あくまでブースの中からの狭い視点ですが)。
ともあれ、イベント自体は成功だったと思います。
また、堀場工房としても新作の『筋肉猫』のお披露目の場として、とても良かったと思います。
ただ、出展者として1点だけ意見があります。
今回、通常のサークル参加のブースの島が1つだけで、出入りが非常に大変でした。
とくにウチの場合はちょうど真ん中辺りだったので、島から外に出るのに一苦労でした。
次の開催があるのなら、できればその辺りのことは考慮していただけるとありがたいかな、と思います。
こんにちわ、堀場工房です!
ようやく梅雨が明けました!
さて、タイトルが落語の催しのようですが、たった二人のゲーム会をショーナンさんと開催しました。
べつに友達がいないわけじゃなく、お互いに「二人用のボードゲームが消化できない!」という切実な思いから意気投合した結果です。
繰り返しますが、友達がいないわけじゃありません。
まずはお互いの新作ゲームのテストプレイから。
最初はショーナンさんのペンギンゲーム(タイトル失念)。
千夜さんのところのゲーム会で前回も遊んだものですが、その二人バージョンです。
カードで作ったサークルのうえをコマが進んでいき、コマがあるカードの役を手札で完成させていたら1点獲得、4点で勝利です。
同時に手札から1枚を出し、その後山札から1枚か、相手の出したカードのどちらかを獲得し、その時点で役の判定となります。
ルールはシンプルで軽めのゲームですが、結構悩みます。3人以上の時とはまたプレイ感覚が違って、末長く楽しめる好ゲームです。
やっぱ、ショーナンさんスゲーわ。
続いて拙作の『ソロモンGO!』のテスト。
今回はショーナンさんが満を持して出撃させたB-17を、我が零戦が見事撃墜するというドラマが生まれました。
これが勝負の分かれ目となり、日本軍勝利です。
ここからは、互いに持ちよった(とてもプレイしきれるとは思えない)ゲームの山の中から、それぞれが気になったゲームを選んで順番に遊んでいこうということに。
まずショーナンさんが選んだのがコスモスの『カエサルとクレオパトラ』というカードゲーム。
若干『バトルライン』っぽい感じで、真ん中に置かれた元老院議員たちをより多くゲットするのが目的のゲーム。
各列に手札(1~5の数字)から選んだカードを付けていき、決算が来た時に合計値の多い方がその議員を獲得します。このあたりが『バトルライン』っぽい感じ。
そして数字カードのほかにアクション・カードというものがあり、これがいかにも古代ローマをモチーフとしたゲームらしさを醸し出しています(裏切りとか暗殺とか)。
これもなかなかの好ゲームでした。
次に私が選んだのが『エイジ・オブ・サモナー』です。
すでにプレイされた方も多いと思いますが、私はようやくプレイに漕ぎ着けました。
簡単に言えば手札にある精霊を召喚して、その能力を駆使しつつさまざまな方法で勝利点を獲得することを目指します(精霊自体も得点があります)。
精霊を召喚するための魔力の扱いが独特で、かつ面白い処理になっています。
このゲームの良いところは、勝ち筋が複数あるところでしょう。
この辺は本作のデザイナーである北条投了さんのポリシーかもしれません。
最近のゲームの中では比較的重ゲーの部類に入るのでしょうが、私的にはむしろ軽いくらいです。
これは拡張も欲しくなってきた!
ファンタジーものが好きな人にはお薦めのゲームです。
続いてはショーナンさんが持ってきた電車ゲーム。
電車ゲームとはいっても、あまり電車っぽくありません。
本作の面白いところは、カードの両面を異なる方法で使用する点です。片面がお金になっていて、もう片面が駅や乗客などを表わしています。
これまたタイトルを失念しましたが(悪いクセだ!)、タイトルは『路面電車』で、ホビージャパンから日本語版も発売されるとのこと。面白かったです。
負けたけど。
けっこう、先読みというか、戦略眼が問われるゲームだと思います。
最後は残り時間が少なくなったのでサクッと終われそうなもの、ということで『LOGS』をプレイしました。
このゲーム、せっかく買ったのに1度しかプレイしておらず、もう少しやり込みたいと思っていたので嬉しかったです。
2戦して2敗しましたけどね。
遊び方は2種類ありますが、今回は「connect」のルールで遊びました。
基本的には自分のコマを相手側の陣地まで繋げれば勝ちなのですが、これがそう簡単ではないのです。
大ゴマの使い方や使いどころが難しく、自分のことだけ考えているとあっという間に負けます。
まあ、アブストラクトゲームって大体そうだとは思いますが(いや、大抵のゲームがそうか)。
次は、もう一つの「bloom」でも遊びたいと思います。
というわけで、今後も平日二人会は開催していきたいと思います(もちろん、参加希望者がいれば大歓迎です)。
3日の日曜日、千夜さんのところのゲーム会に参加してきました。
自作のテストプレイや他の人のテストプレイをいくつか。
自作(猫カフェをモチーフにしたカードゲーム)は2度目の作りなおしだったけど、どうもイマイチしっくりこなくて、お蔵入りの可能性が濃厚。
他に作りたいものもあるので、暫くは放置して熟成するのを待つとしましょう。
そのほかにやったボードゲームたちはこちら。
●開拓年の一年
カードゲームなんだけど、ゲームボードが付いていてちょっと豪華です。
基本的にカードを獲得して、そのカードで資源を得るか、それとも資源を消費してそのカードを自分の場に出すかを選ぶ。最終的には場に出したカードの合計点数(+α)で勝利を競う。
3ターンごとに区切られていて、そこでゲームに変化を付けている点がいいですね。
拡大再生産系で、カードを場に出していくことで次のカードを出しやすくなる点も自分的には好みです。
同人ゲームとのことでしたが、なかなか完成度が高いと思います。
こういうゲームを、自分でも作りたいと思うんですけどね。なかなか……。
●ポーション エクスプロージョン
ネットで話題になっていて、プレイしたかった!
自分で購入しなくても、誰かが持ってきてくれてプレイできるのがゲーム会の良いところ。
というわけで、さっそく遊ばせてもらいました。
や、これ、評判になるだけあるわ!
ビー玉、超楽しい。
爆発連鎖、クセになる!
基本的には自分の薬を調合することを優先するプレイになると思うけど、ビー玉(ビー玉言うな)の取り方でわざと人の邪魔することが出来たり、完成した薬を飲む(使う)ことで人の邪魔が出来たりもする。
そういう意味では、適度にプレイヤー間の干渉があってソロプレイになることもなく、楽しめます。
やっぱり、こういうギミックがあるゲームはいいなあ。
いつかはこういうゲームを自分でも作りたい(しつこい)。
●イムホテップ
こちらも超話題作。
プレイ報告を見ない日がないというくらい話題作(大袈裟)。
石を切りだして船で運んでいる感が半端ない。
船のどこに石を置くか、いつ出港させるかでモヤモヤさせられる。
このゲームも、よく考えてデザインされてますねえ。
今回はボードをすべてBAパターンでプレイしたのですが、機会があればBのほうも遊んでみたいです。
一般的には重ゲーに分類されると思うのですが、普段ウォーゲームばかりやってる自分からすればこれくらいは全然問題ないです。
そして今回のハイライトはオベリスクを7個積んだことです(15点ゲットだぜ!)。
日本語版が出るという話を聞きましたが、購入するかどうか迷いますね。
もはやわが家には箱ものゲームを置くスペース的なものが……。
でも、じつは『アメリゴ』も密かに狙ってたりして。
てなわけで、色々遊んで楽しかったです。
今日はYSGAの定例会でした。
夕方まで遊んでへろへろです。
体力落ちたな。
というわけで、本日プレイしたゲームたちはこちらです。
●TANKS
かつてエポック社から出版されていた入門ゲームで、国際通信社による再販版です。
が、すでに売り切れていて市場在庫もない、と思います。
ゲームは非常にシンプルで、戦術級にありがちな面倒なルールはほとんどありません。
戦車をがーっと動かして、ドーンと撃って、どかーんと爆発する、そんなイメージ。
今日はお試しプレイ的にまずシナリオ1をやりました。
ドイツ軍がIV号H型2輌+III号J型2輌に対して、ソ連軍はT-34/76が5輌、SU-76が3輌、KV-1が2輌という構成。
圧倒的ではないか、ソ連軍は!
というわけでもなく、遠距離砲戦ではドイツ軍に分があるので、ソ連軍の接近までにどれだけ撃破できるかが鍵、という感じです。
ええ、まあ、ドイツ軍を担当して負けたわけですが。
負けたけど、面白いゲームは良いゲームです。
その後、いろいろと見慣れないコマが登場して、見覚えのないシナリオが……。
●Twelve Heroes
昼食を挟んで、続いてプレイしたのがゲームマーケット2016春の新作のこれ。
『バトルライン』のような感じで、真ん中に置かれた領地を取り合うカードゲーム。領地にはVPがあって、7点先取したプレイヤーの勝ち。
今回は二人とも初プレイだったので、最初はどうすればいいのか考えながらやっていたけど、コツがわかってきたら俄然面白くなってきた!
カード(ユニット)の出し方とか、どうやって詰めていくかがパズルっぽいところもあり、うんうん唸りながらプレイしてました。
それからターン・シークエンスがよく考えられていて、支配を得るために敢えてユニットを使い捨てにする必要があったり、相手と互角の戦力を入れて支配を阻んだりと、次の次まで考えて行動しなければならず、頭から湯気が噴き出す面白さ。
あと、とりあえず戦争にはご飯が必要ということで。
このゲームについてはあちこちでプレイ・レポートが上がっているようなので、詳しくはそれらをご覧ください。
ルールも公開されています。
前回書いた『きの×たけ』が面白いと思う人なら間違いなく楽しめると思います。
今回はお薦めの初期手札でしかプレイしていないので、もう少しやり込みたいところ。
私は誰の挑戦でも受ける!
●江戸幕府の黄昏
本日最後のゲームは、『大東亜戦争』でゲームジャーナル優秀賞を受賞した近藤大先生の本作。
このゲームは先ごろ日本語版も発売されて即完売したGMTの『トワイライト・ストラグル』の幕末バージョンになります。
個人的には米ソ冷戦よりこちらのほうが3.5倍くらい思い入れがある。
今回でもう何回目のプレイか忘れましたが、面白い。
何回やっても飽きない。これは本家もそうかもしれません。
『トワイライト~』が好きで、幕末にも興味がある人なら、買って損することはありません。悪いこと言わないので、在庫があるうちに買っておいたほうがいいです。
多分これ、絶版になったら一気にプレミアが付く気がします。
それくらい、ゲームは面白い。
勝ったから言うわけじゃないけど。
ウォーゲーマーじゃなくても楽しめる間口の広さも美点ですね。
私の周りでは討幕陣営のほうが勝率が高いようなので、場合によってはゲーム開始時に担当陣営を競りにしてもいいかもしれません(佐幕をプレイする場合のVPをビッドする)。
そんなこんなで、たっぷり遊んだ1日でした。